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米首都ワシントン近郊の国防総省本庁舎(ペンタゴン)=ロイター

 米国防総省は、本庁舎(ペンタゴン)の中に設けている報道機関用の専用スペースについて、「ローテーション方式」を設ける方針を決めた。これに伴い、ニューヨーク・タイムズやNBCテレビなど主要メディアの一部が専用スペースを失い、代わりに「ワン・アメリカ・ニュース・ネットワーク(OANN)」など、トランプ大統領に好意的なメディアが新たにスペースを割り当てられる。

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 国防総省は1月31日、記者会あてにローテーション方式を導入すると通達した。理由として「限られた専用スペースへのアクセスを拡大するため」としており、今後は1年ごとに新聞、テレビ、ラジオ、オンラインニュースから1社ずつが交代していく仕組みにするとした。

 これに伴い、国防総省はニューヨーク・タイムズ(新聞)、NBC(テレビ)、公共放送NPR(ラジオ)、政治専門サイト・ポリティコ(オンライン)に対し、2週間以内に専用スペースを明け渡すよう求めた。代わりに、タブロイド紙のニューヨーク・ポストやOANN、ブライトバート・ネットワーク・ニュースなどがこのスペースを使えるようになる。いずれも、トランプ氏への肯定的な報道が多い媒体だが、これまで専用スペースを使ってきたメディアと比べ、記者らの数は少ない。

 首都ワシントン近郊にあるペ…

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